FIFAワールドカップで国中が盛り上がっていたこの頃、まるで、私たち中高年層からみると、これは「東京オリンピック以来の国家的な盛り上がりだ」などと比較してしまったりします。家の中でも職場でも、はたまた講演会会場でも終わるとすぐにテレビをつけてみんなで見るのはあたりまえのこのごろでした。
18日の今日、1点差でトルコに敗れ、「日本人の楽しみもこれで終わってしまうのかな」と思うと残念無念。「雨が降れば、絶対に日本が有利」と誰しもが思っていたのに......。私の身近なところでもこのワールドカップサッカーにちなんで毎日のように国立競技場にブルーのサッカーシャツを着こんで日参している若者がいるかと思えば......。会社を休職中の山之内氏は、札幌、埼玉、大阪、横浜と全会場のチケットを手に入れて、応援に走り回っているとか、いやはや30代の中盤とは思えないほどの盛り上がりよう。
今日は雨降りなのに、娘も友達に誘われて代々木の国立競技場にもらったブルーのサッカーシャツを着こんで出かけるという話をしていました。この娘は、先日の予選のロシア戦が終わった直後に渋谷駅の信号を歩いていたら、競技場から出てきたお祭り騒ぎで盛り上がっているサッカーファンの人達にもみくちゃになり、みんなでお祝いムードのなかでちゃっかりと気前のいいおじさま達から、ブルーのサッカーシャツと、タオルをもらったとか。さらに言えば、先日、稲本選手と電話で話してしまったというから驚きです。
彼女の大学の友達のボーイフレンドがガンバ大阪出身の元サッカー選手。そして、稲本選手はその後輩で、最初は、そのボーイフレンドと稲本選手のメールのやりとりを見せてくれたんだけど、娘達は絶対信用しなかったので、彼は稲本選手を携帯で呼びだしてくれたそうです。そして、友達は感動のあまり、電話し終わったあと泣いてしまったそうです。女の子の気を引くために天下の稲本選手をちゃっかり利用しちゃうなんて、ちょっとやりすぎ。そのためか、娘と友人が「もう一回話したい!」と元・サッカー選手に二度目のおねだりをしたところ、今度はつながらなかったそうです。
トルコ戦に負けた今、やっと私のまわりも静かになりそう。それにしても、日本代表ががんばってくれたおかげで、うっとうしい景気低迷中の日本に久しぶりのパワーと日本の旗をふりながらの仲間意識も日本中に広がって、素敵でしたね。日本の国旗が大嫌いな学校の先生や、議員の方、マスコミの人々。日本の旗をほっぺたにつけたり、大きな旗をふったりするのも当たり前のことなので、いいと思いませんか?
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