2002.04/21・特命リサーチ200X「有毒植物の見分け方」日本テレビ
フランス、戸外でバーベキュー、串を忘れ夾竹桃の枝を使用、11人中7人が死亡。
オレアンドリン(植物・西洋夾竹桃): 肝機能低下、下痢、心臓麻痺を引き起こす
低温で生木を燃やすとオレアンドリンが煙の中に出る。吸い込むと危険。
1997年7月福岡市の小学校、学校給食で28人中19人が下痢、吐き気。
原因:ソラニン・・・ジャガイモの芽、皮に含まれる(未熟な時)
苦いものは食べないこと、光合成で緑色に変色したものも避ける。
間違えやすい毒物
*トリカブト・・・アコニチン・めまい、舌・唇のしびれ、呼吸麻痺
2〜6時間で死亡。治療方法なし。根が三角錐状である。
*ヨモギ・・・根が細い糸状である。
*ニリンソウ・・・根が棒状である。
*1990年 群馬県でふきのとう取りの2人重体。
*ハシリドコロ・・錯乱、幻覚、根がごつごつした棒状である
*ふきのとう・・・根が白い。
* せりと毒せり・・・50mgで死亡、根がポイント 特に茎・シクトキシン
*せり(毛糸のような根)、毒せり(大根のような根)
対処法
まず119番に電話 (ナトリウム、カリウムが減少する)
応急処置:@はく時は袋に吐き、病院へ A水分補給(お茶タンニンがよい)
B牛乳(胃の粘膜保護)C活性炭を砕いて水に入れ飲む(毒の吸収を止める)
■コメント■
夏の強い日差しの中で鮮やかな色の花をつける夾竹桃、身近なところでたくさん咲いていますが、これほど強い毒があることを知ると少し恐ろしくなります。インド原産で中国より日本へ渡来した植物です。葉も茎も毒素を持つので絶対に口にすることがないように気をつけましょう。トリカブトについては、新聞などで時々事件になっています。青いかぶとのような形の花をつけますが、花のないときはよもぎと間違えやすいのです。山に山菜摂りに入るときは十分に気をつけましょう。ふきのとうも天ぷらにして食べるとおいしいのですが、ハシリドコロの新芽とよく似ています。いずれも根っこに見分ける方法があるので、その違いを確かめておきましょう。
2002.04/23・ためしてガッテン「寝たきり予防・バランス能力回復術」NHK
人間のバランス能力は20歳を過ぎると急激に衰えるが、自覚することがない。
バランス感覚:@耳の奥の三半規管、A目で水平・垂直の情報を得る、 B深部感覚・・・どれくらい関節や筋肉が曲がり、縮んでいるかを脳に伝える感覚。年とともに低下。
■衰えていくバランス能力を測定する方法・・・手伸ばしテスト
直立して手を伸ばした時とできるだけ前に伸ばした時との差を測る。
*バランス年齢の早見表・・・1092人のデータを統計処理作成
* バランス年齢を若返らせる方法
太極拳(英語で Tai Chi ):ゆっくりとした足の運びがバランス能力のアップに効果。
■コメント■
20歳を過ぎるとバランス能力が急激に衰えるが、自覚することがないのです。バランス能力を維持するように運動を心がけ、若いときから努力をすることが大切です。太極拳が非常に有効なのでためしてみましょう。また加齢するにつれて意識して歩くように心がけましょう。年をとったから身体が動かなくなるのではなく、運動をしないことが原因で身体能力が衰えていくのです。運動することを億劫がらずに、運動を続け体力アップを楽しみとして取り組むと良いでしょう。
2002.05/12・日本人のクイズ「肩こりの予防」NHK
@主婦が日常の家事の中で肩こりを予防する方法: 筋肉の硬さを測定
たすきがけをすることで、筋肉の硬さに変化なし。(日大工学部で実験)
A半身浴よりも全身浴のほうが・・・30分後には筋肉が柔らかくなる。
肩の血管が拡張し筋肉が柔らかくなる。( 東京ガス研究所)
B「肩がこる」という言葉の由来
夏目漱石が「門」の中で明治43年に初めて使用。「石のように凝っていた。」
「凝る」はストレスによる痛みを示す。「ストレス」という言葉も漱石が使った。
Cストレスの測定方法 (大阪府立健康科学センターのストレステスト)
大脳がストレスを感じると、唾液の中のコレチゾール(ホルモンの一種)の量が増加
落語を聞いた結果ストレス度が低下・・・聞いた3分の2の人がそれぞれ3割減少。
■コメント■
たすきがけをすることで肩こり予防になるとは嬉しい情報ですね。現在はたすきがけをする機会があまりありませんが、太目のひもを利用してためしてみてはいかがでしょうか。また「肩がこる」とか「ストレス」という言葉は夏目漱石が初めて用いた言葉だとは、さすが日本を代表する文豪です。これほど現代社会に定着する言葉になるとは当時の人々は想像もしなかったことでしょう。また笑いがストレス解消に大きな効果があることは最近知られるようになりました。休日に家で寝転がって落語を聴くのもストレス解消になりますね。
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