2002.01/21・くらしの健康ファイル「健康入浴法」NHK教育
風呂と温泉の違い
風呂―――汗といっしょに熱が奪われる。
温泉―――温泉の成分、カリウムやナトリウムなどのミネラルがアミノ酸の膜を作り、肌がコーティングされる。熱が奪われない。
入り方
@体の末端から心臓に向かって湯をかけ、お湯の温度になれる。
A まず半身浴を2分、次にゆっくり肩まで入る。
B 鼻の頭が汗ばんできたら出て5分休む。
C 2度目、半身浴で手足を動かす、浴槽の中で歩くのもよい。
D 最後は、静かに3分入る。
■コメント■
どうして温泉で体が温まるか、これでなぞが解けましたね。温泉へ行こう!
昔の人は「温泉へ行くと体の痛みが治る」とか、「温泉に湯治にしばらく行く」とか、昔から習慣となっている日本独特の生活の知恵というものを受け継いできました。山奥の湯治場へ1ヶ月、3ヶ月と逗留して体を癒すという習慣を見聞きしてはいるものの実際本当に体に効くのだろうかという疑問を常日頃感じていました。新潟県などの温泉の湯が豊富な地方では、現代版湯治場ともいえるきれいな建物、清潔な施設で低料金の庶民向け温泉が田園地帯のあちこちに見られます。都会では味わうことのできないお湯につかるひとときが地域の人々に開放されているのです。都会に暮らしていては、多額の税金が還元されることを実感する機会は稀です。地方に於いてはこのように自然の恵みを暮らしのなかに上手に取り入れて憩いの場を提供しているのを知ってほのぼのとした気持ちになります。
800円くらいの料金で湯上がり服を借り1日温泉で過ごし、昼食はぶり大根などを注文して大広間でゆっくり仲間、家族と楽しむのです。皆さんも地方へいかれるときはこんな楽しみ方もあることを心にとめておいてください。
2002.01/21・生殖医療「子供からの問いかけ」NHK教育
試験管ベビーが成人して自分のルーツを探る。
1970年代、試験管ベビーが話題になった時、両親、医者の立場から不妊医療として考えられ、子供の立場まで考察されなかった。
医者の近くにいた医学生が精子のドナーとなっているケースが多いが未解決。
カナダ、アメリカ内で子供たちのネットワークを作り、情報交換をしている。
次世代になると、ルーツがわからないまま、近親結婚に繋がる危険性もある。
*親、ドナー、医者の立場からのみ不妊治療が実施され、プライバシーを守るため、 ドナーの探索は困難。子供たちは自分のルーツを知りたい。
■コメント■
結婚をして誰でも子供がほしいと思うのは当然ですが、不幸にして自然のままではかなえられないことを、医学の進歩で見事に解決の道を探ったかのようにみえました。子供のいない夫婦というのは社会の中でも肩身が狭いということが特に日本では見受けられますます。70年代とても大きな話題として脚光を浴びましたが、30年も経過して多くの問題が引き起こされるとは誰が想像したでしょうか。誰も当時、生まれるベビーの立場まで考える余裕はなかったのでしょう。ただ「子供がほしい」という親の希望をかなえる治療としてのみ考えられたのです。現在、カナダ、アメリカの子供たちが、情報交換をしながら精子提供者をこつこつと探しつづけているという実態は大変胸が詰まる思いがします。治療をした医者は本人には完全に伏せており、父親となった人を探すことは非常に困難な状況です。もし、仮に探し当てたとしても、また次なる不幸が導き出されるのではないでしょうか。また親の立場としても複雑で悲しい気持ちを抱いているのではないかと推察されます。やはり社会の中で、どんな立場の人も差別をせずに受け入れられるということがとても大切なことのようです。
2002.01/20・特命リサーチ200x「2日酔い」日本テレビ
アセトアルデヒドが分解されず、体内に残ると
@ 脳神経を刺激して頭痛が起こる。
A アルコールで胃に炎症を残す。
B 低血糖を起こすので疲労感を感じる。
防止する方法
*磁石を使うと2日酔いを防ぐ。
磁場がアルコールに作用して代謝が促進される。
短時間でアセトアルデヒドが分解されることになる。
*備前焼の器に注ぐと磁石と同じ効果がある。
*1000ガウスの磁石を一定方向に使用・シート用の磁石でコースター として使う。
*マドラーで二日酔い防止・金メッキや銀メッキのものを選ぶ。
■コメント■
世の多くの男性、また若い女性も日常の仕事から解放されるために仕事帰りのいっぱいが楽しみの一つとなっています。
適当な時間で切り上げてほどほどにと思っているもののついつい遅くまで飲んでしまうという場合が多いようです。そのため次の日に「二日酔い」となってつらい一日を過ごすというはめに陥ってしまいます。二日酔いは本当に辛いものでただ耐えてその1日を過ごすという状況の方も少なくないと思います。
そこでいろいろな解決策を参考にして乗り切りたいものです。日本酒を飲む時も備前焼きの器がよいとは意外ですね。茶色で地味な器と思っていましたがこんな効果があるとは驚きです。そしてお燗をしたほうが体に良いのは昔から言われています。磁石のコースターをしいて水割りを飲んだり、マドラーは金メッキか銀メッキの物を使うとかちょっとした工夫をしてみてはいかがでしょうか。おつまみも必ずお豆腐、枝豆、納豆などを摂る事をお忘れなく! 自分の健康を考えながら仲間といっぱいやることをオススメします。
2002.01/17・今日の健康「歯周病」NHK教育
加齢とともに歯ぐきに炎症が起こってくる。
歯肉炎・・・痛みと歯ぐきのはれ――――ブラッシング
歯周炎・・・うみや出血――――歯石の除去、ブラッシング(悪化すると手術が必要)
予防方法
プラークコントロール―――歯と歯の境目にたまったごみを取り除く
歯にたいして45度の角度で歯ブラシをあて横に細かく動かす。
1本の歯に20回必要、20分かかる。
* 毎食後、ブラッシングする
* 歯石を定期的に除去する。(歯科医で)
■コメント■
ゴシゴシとこすってしまいがちな歯磨き。要点を理解して磨きましょう!
子供のときは虫歯治療が主ですが、年を経るにしたがって虫歯ではなく歯を支えている歯茎が問題になってきます。老年になると多くの人が入れ歯を使用するようになるのですが、その前の段階である中高年におもに歯周病が関係してきます。普段一生懸命歯磨きをしているつもりですが、その効果は大変疑問です。正しい情報を理解して適切な磨き方を心がけましょう。現在の中高年の方々は、今の若い人のように「毎食後歯を磨く」という教育を受けていません。「朝起きたらまず歯を磨きましょう」ということを小学校で教えられたはずです。その後の情報でどうやら食後に磨いたほうが良いということは誰でもが理解していることと思います。でもなかなか1日に3回も磨く勇気はありません。しかし入れ歯を使用しないで健康な歯茎を長持ちさせる努力を常日頃、食事の内容にも注意を払って心がけたいものです。
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今月、菅原明子が出るテレビ、ラジオ、雑誌の紹介。 |
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菅原明子が出会ったおもしろい人々を菅原明子自身がデジタルカメラで納めた写真と共にご紹介します。 |
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ウーマンサイエンティストフォーラムの歩みや、2001年の模様など。 |
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菅原明子の過去に発表した論文の一覧です。論文発表が済み次第、随時アップしていきます。 | |
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研究所内研修用のレポートを一部開示しています。 | |
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菅原研究所の起源から現在までの歴史を年表で表示。 | |
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