海外関連論文 | 菅原明子・菅原研究所の研究レポート // 菅原研究所Food&Health部門

2009.7/3
Ueber die Electricita¨t der Wasserfa¨lle（滝の電気について）

著者：Lenard, Philipp

掲載雑誌名：Annalen der Physik, vol. 282, Issue 8, pp.584-636 （1892）

内容：本書は、Annalen der Physikに発表された51ページの論文で、45の小項目より構成されている。水が勢いよく落下する滝の周辺の空気がマイナスに電荷するという現象のフィールドでの検証より始まり、実験レベルでの確認、そして、この現象に影響与える可能性のある様々な要因についての検証をおこなった。水滴の空気力学的な分裂にともなって発生する電荷の分離現象について、本書が最初に系統的な研究を行なったことからレナード゛効果(Lenard Effect)という。また、この現象を噴霧帯電(spray electrification)、または滝の効果(waterfall effect)とも言う。（日本語解説及びコメント）

2009.7/3
Controlled Trial of Naturalistic Dawn Simulation and Negative Air Ionization for Seasonal Affective Disorder （季節性情動障害についての自然擬似夜明け療法と負の大気イオンの比較臨床試験）

著者：Michael Terman, Ph.D. , Jiuan Su Terman, Ph.D., Columbia University Medical Center, Department of Psychiatry

掲載雑誌名：American Journal of Psychiatry （2006年12月）

内容：冬季性うつ病とも呼ばれるうつ病の一種、季節性情動障害(SAD)は、日照時間が減少する冬に見られる精神的な不調を指す。人間の体内で作り出されるセロトニンが減少することにより発症すると考えられている。本論文では、患者を5つのグループに分け、高濃度マイナスイオンの散布を含む5種類の治療効果について検証した。（日本語解説及びコメント）

著者：Michael Terman, Ph.D. , Jiuan Su Terman, Ph.D., Columbia University Medical Center, Department of Psychiatry

掲載雑誌名：American Journal of Psychiatry （2006年12月）

2009.7/3
The Bactericial Effects of negative ions in air (空気中におけるマイナスイオンの殺菌効果)

著者：Fletcher, L., Noakes, C.J., Sleigh, P.A. and Beggs, C.B., Pathogen Control Engineering, School of Civil Engineering, University of Leeds, School of Engineering, Design and Technology, University of Bradford

論文発表：Indoor Air 2008, 17-22 August 2008, Copenhagen Denmark Paper ID:46

内容：本論文は英国工学物理科学研究会議(EPSRC)基金による3年間の研究プロジェクト（病院施設におけるアシネトバクターやその他の浮遊病原菌の殺菌のための小型マイナスイオン発生器の利用に関する研究）に基づいて発表された。この研究はベンチスケールで行われたが、マイナスイオン発生器がある種の病原菌には有効であることが実証された。

2009.7/3
The Removal of Indoor Formaldehyde by Various Air Cleaners ( 室内のホルムアルデヒド除去についてのエアクリーナー比較）

著者：Chao-Heng Tseng, Chi-De Hsieh, Shiao-Shing Chen, Institute of Environment Planning and Management, National Taipei University of Technology,

論文発表：Air & Waste Management Association's 98th Annual Conference, Minneapolis, Minnesota, June 19-23, 2005

内容：本論文では、光触媒、オゾン、マイナスイオン、活性炭などエアクリーナーのホルムアルデヒド除去効果について、濃度、温度、湿度の影響を検討した。