小さな会社、しかも外資系の会社に身をおいてきた吉越氏は
ドイツ系の企業の合理性、仕事の段取りの早さ、システム開発のうまさなどを身につけ、
それを自身で発展させ、3回目の転職でトリンプに入社し
40歳を過ぎてカリスマ社長へと華麗なるキャリアアップを実現した
本人の仕事術を公開しています。
それが早朝会議だったり、
また仕事時間中午後2時間は絶対誰ともしゃべらず
ひたすら集中力で各人が仕事をする。
デッドラインを定めることで仕事の中身のチェックを怠らず、
仕事を各スタッフが自分で判断し、提案するような仕事のやり方を
社員全員に覚えさせる。そして結果として残業を廃止しそれぞれが、
自分の生活と仕事とのバランスを組み立て、
その両方を楽しく取り組むという実践的な提案をしています。
それらの合理主義と時間と仕事の密度を最大限に発揮することで
結果として無理のない売り上げ増が19年間も達成された ということです。
吉越さんの明るさ、温かさ、人間的魅力は
ヨーロッパ的なロジックと日本的な一人一人を大事にする
その愛情深さの絶妙なコンビネーションから出ているのだと
感じさせられる方です。
吉越浩一郎
1947年千葉県生まれ。ドイツ・ハイデルベルク大学留学後、
72年に上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。
極東ドイツ農産物振興会を経て、メリタジャパン設立に参加。
その後、メリタパシフィック(香港)、メリタジャパンと移り、
83年にトリンプ・インターナショナル(香港)に転職。
87年にトリンプ・インターナショナル・ジャパンの代表取締役副社長、
92年に代表取締役社長に就任し、19年連続増収、増益を達成した後、
2006年に退任。現在は吉越事務所代表として、
経営コンサルティングの分野で活躍中。
トリンプでは「早朝会議」「完全ノー残業」「がんばるタイム」など
ユニークな経営を行い、2004年には
日本経済新聞社「平成の名経営者」100人の1人に選出される。
続きは、8月5日(水)・8月12日(水)23:00~23:30・ラジオ日本「菅原明子の『エッジトーク』でどうぞ!