レギュラー番組/菅原明子の「男と女のダンディズム」

●ゲスト---『ソトコト』編集長・小黒一三さん
≪放送日・7月16日(水)・7月23日(水)23:00~23:30・ラジオ日本≫


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いまや、わたしたちの暮らしの指針としてすっかり定着した「LOHAS」という言葉。本日のゲストは、それを日本人の生活に浸透させた雑誌『ソトコト』の編集長・小黒一三さんです。

「LOHAS」とは、英語の「Lifestyles Of Health And Sustainability」からできた言葉。日本語にすれば、「健康と持続可能のライフスタイル」という意味になるでしょうか。ここで注目すべきは、「Sustainability」(持続可能)というワン・ワードだと思います。

今日、健康とか環境というお題目の下、どれだけのキャンペーンが実施され、どれだけのものが消費・浪費されてきたでしょうか。しかし、自分自身の健康を守るのも、地球の生命を守るのも、その場の思いつきや一回限りのムーブメントでできることではありません。
自分ができることをしっかりと見極め、少しずつでもいいから実践を続けていく。それが「LOHAS」なのだと思います。

小黒さんがこんなことをおっしゃいました。
「『ソトコト』では、創刊当時から広告などで『ルイ・ビトン』や『エルメス』を扱いました。ほんとうにいいものは、なかなか捨てられません。そうしたブランドものを買うという行為は、一見「LOHAS」の考え方とは正反対に見えるかもしれませんが、ものを長く使い続けるという「LOHAS」の精神を象徴しているように思えるのです」。

「LOHAS」の実践は、忍耐を伴う倹約・節約とはまったく別の次元の課題です。「Sustainability」(持続可能)は、自分を知り、自分らしさをみつけ、それを実行に移したときにはじめて現実的な可能性が出てくることなのですから。別のいいかたをすれば、「LOHAS」とは、人が生きていくうえでなくてはならない基本的な考え方――、小黒さんとのお話からそんなことを再認識することができました。

お話の続きは、7月16日(水)・7月23日(水)23:00~23:30・ラジオ日本「菅原明子の『男と女のダンディズム』でどうぞ!