『新潮45』といえば、事件があればセックスあり、スキャンダルあり、そして政治もあり経済もありで、古くからの伝統を誇る新潮社では異色の月刊誌です。今日のゲストは、その編集長の中瀬ゆかりさん。テレビやラジオで存知の方も多いと思います。
7年前、それまで「教養誌」だったこの雑誌の編集長に任命されたとき、中瀬さんは「わたしには教養がないから、教養誌の編集長なんてムリ!」と断ったのだそう。
ところが会社から「あなたに教養なんて求めないよ。あなたらしい雑誌にすればいい」と説得されて引き受けたとおっしゃいます。
トークは、爆笑に次ぐ爆笑でした。
なにせ、趣味がギャンブルという中瀬さん。有馬記念で80万円馬券を当てたお話や、カジノには給料の3カ月分を持っていくというお話は豪快です。「カジノでは、ひと晩20~30万円の予算で遊びます」とはあっぱれ。
とはいえ、普段の仕事ではきめ細かな情報収集が必要なのでは?
「毎晩、いろいろな方々と食べて飲んで情報をもらっています。でも、情報は出す人のところに集まるもの。相手からもらうときは、こちらも何かをお渡しします」。
ご本人は「教養がない」とおっしゃるけれど、こうして人脈を築き情報交換の信頼関係を広げていくのは、真の教養がなければできることではありません。でも、絶対にそれを表に出さないキャラクターは、名物編集長ならではの魅力だと、しみじみ思いました。
お話の続きは、6月18日(水)・6月25日(水)23:00~23:30・ラジオ日本「菅原明子の『男と女のダンディズム』でどうぞ!