世界の経済の動きは、わたしたちの暮らしにダイレクトに影響を及ぼしますが、 難しい専門用語が多用される一方、馴染みの薄い数理で説かれるために、 新聞やテレビなどでの解説ではなかなか理解しづらいものです。今日は、経済学者の金子勝さんにお話をうかがいました。
ITバブルの崩壊、イラク戦争によるデフレ突入、構造改革による格差社会の到来……、 今日、起きている負の連鎖を次々と言い当ててきた金子さん。 「悪いことばかり当てるから、“悪魔の予言者”とか言われています」(笑)。 世界経済の動きの本流を大所高所から俯瞰なさるからこその“予言”。 自国と親近国ばかりを見ているマスコミ報道からはうかがい知ることのできない未来についてお聞きしました。
「いま、世代別では20代の貯蓄率が最多です。若い世代は長期雇用の会社を求め、 早く結婚して安定した生活を送りたいという希望をもつようになってきた。 保守化してるのです。挑戦心を失った若者が住む国に、未来がありますか」。
恐ろしいけれども、耳を塞いではいけない“悪魔の予言”なのでしょう。 では、この国が生き延びていくにはどうしたらいいですか――。番組では、いくつもの解決策を提示してくださいました。
お話の続きは、5月25日(日)16:00~16:30・BS朝日「菅原明子の『一期一話』でどうぞ!